古文書に「附」または「付」として補足説明が追加されることがありますが、「つけたり」と読みます。この板札も名主など役宅に掲げられた太政官高札の横に「つけたり」で追加されて、強調する効果をねらったものと思われます。
しかし本文と「岐阜縣」の書体が違うようで、前に掲出した「大垣縣高札」と同様書き換えられた可能性があります。
　維新を経ても江戸時代そのままを引きずる本文の書き方と、いかにも現代的な書き方の「岐阜縣」とに違和感を覚えますがまた興味深い一面もあります。